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このバージョンの概要
OVO/UNIX 8.1 の新機能
第 1 章
16
HP-UX 11.11 における Oracle Database 10g のサポート
OVO/UNIX は、Oracle Database 10g Release 1 (10.1.0.4 パッチレベル ) Standard Edition および Enterprise
Edition をサポートするようになりました。OVO/UNIX に Oracle Database 10g をインストールして使う方法は
『管理サーバー インストールガイド』を参照してください。
Oracle Standard Edition のサポート
完全なクラスタのサポートを含み、最大 4 つのプロセッサの使用がライセンスされる Oracle 9 Standard Edition
が、OVO/UNIX でサポートされるようになりました。9.2.0.2 以降のすべてのバージョンの Oracle 9 がサポート
されます。
独立したデータベースのサポート
クラスタ環境の OVO/UNIX 管理サーバーで使う Oracle データベースを、クラスタ内の別ノード、別のクラス
タ、またはリモートシステムにインストールして構成することができるようになりました。 データベースを分離
してインストールするには、管理サーバーのインストール時に OVO A.08.11 パッチをインストールする必要が
あります。これらのパッチでは性能の改善も行われているので、どのような形態のインストールの場合にも、イ
ンストールすることをお勧めします。 3 つのインストールの形態があります。
❏ 基本型管理サーバー構成
OVO/UNIX 管理サーバーと Oracle データベースサーバーが、同じシステム、またはクラスタ環境内の同じ
HA リソースグループ内にインストールされます。
❏ 独立型データベースサーバー構成
Oracle データベースサーバーを下記のような独立した構成とすることができます。
• リモートシステムまたは OVO/UNIX クラスタとは異なる HA 環境。
•OVO/UNIX管理サーバーと同じクラスタ。ただし、OVO/UNIX 内の HA リソースグループとしては構成
されない。
❏ 分離型 (3 層 ) 管理サーバー構成
OVO/UNIX 管理サーバーと Oracle データベースサーバーが、1 つのクラスタ環境内の別の HA リソースグ
ループとして構成されます。
詳細は、次の Web サイトにある『HP OpenView Operations
管理サーバー
インストールガイド
』の最新版を参
照してください。
表 1-5
構成シナリオ
基本型 独立型 分離型
標準
HA
標準
HA HA
データベースの
インストール先
OVO/UNIX 管
理サーバーシ
ステム
OVO/UNIX 管
理サーバーの
HA リソースグ
ループ内
専用リモートシ
ステム
専用リモートシ
ステム。ただ
し、リモートク
ラスタが望まし
い。
OVO/UNIX 管
理サーバーシス
テム内の別 HA
リソースグルー
プ