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既知の問題と回避策
Oracle データベースのインストールと設定
第 7 章
116
Oracle データベースのインストールと設定
注記 Oracle 9 のバージョン 9.2.0.2 以降をすべてサポートしています。ただし、バージョン 9.2.0.4 は、
問題が起きることがあります。 バージョン 9.2.0.4 を使用している場合は、バージョン 9.2.0.6 へ
アップデートすることをお勧めします。
1. 症状 QXCR1000206911
ovoinstall: ORA-12500 メッセージが出力されて、ローカルエージェントのインストールが失敗する
インストール中またはインストール後に、コマンド行またはログファイル (/var/opt/OV/log/System.txt)
に以下のエラーメッセージが表示されます。
" データベース・エラー: ORA-12500: TNS:listener failed to start a dedicated server process
(OpC50-15)"
対策
次のいずれかの作業を行ってください。
• インストールされている Oracle を Oracle 9.2.0.3 以降にアップグレードする。
• ファイル initopenview.ora 内のパラメータ PROCESSES の値を次のように増やす。
set PROCESSES = 200
PROCESSES パラメータの値を増やしても解決しない場合は、initopenview.ora ファイルに次のように
パラメータ設定します。
_attach_count_slack = 2000
2. 症状 QXCR1000200753
System.txt 内に多数の「ORA-00054 resource busy」メッセージが現われる
System.txt ファイルに、「ORA-00054 resource busy」文字列を含む次のようなエラーメッセージが繰り
返し現われます。
0: INF: Fri May 20 15:44:49 2005: opcannoadd (5307/1): [chk_sqlcode.scp:95]: Database:
ORA-00054: resource busy and acquire with NOWAIT specified
0: INF: Fri May 20 15:45:29 2005: opcannoadd (6591/1): [chk_sqlcode.scp:95]: Database:
ORA-00054: resource busy and acquire with NOWAIT specified
0: INF: Fri May 20 15:45:51 2005: opcannoadd (6644/1): [chk_sqlcode.scp:95]: Database:
ORA-00054: resource busy and acquire with NOWAIT specified
対策
このメッセージはプロセスがデータベースリソースにアクセスできないことを示しています。プロセスが
データベースリソースにアクセスできないと、時間をおいて再試行します。このようなメッセージが繰り返
して出力される場合には、コマンドまたはプロセスのステータスをチェックしてください ( 特に、エラー
メッセージ内で示されているコマンドまたはプロセス )。