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既知の問題と回避策
管理サーバーのアップグレード / 移行
第 7 章
117
管理サーバーのアップグレード / 移行
注記 OVO 8 では、OVO A.07.1x およびそれ以降のパッチバージョンからの移行だけがサポートされま
す。OVO 8 管理サーバーのホスト用として選択したシステムに、これより前のバージョンの OVO
がインストールされている場合には、そのインストールされた製品を完全に削除し、 openview
データベースインスタンスも削除する必要があります。
警告 OVO/UNIX 8 管理サーバーシステムには、HTTPS エージェントをインストールする必要がありま
す。OVO/UNIX 8 管理サーバーシステムには、DCE/NCS エージェントをインストールしないでく
ださい。 DCE/NCS エージェントを OVO/UNIX 8 管理サーバーシステムにインストールすると、シ
ステムにダメージを与える恐れがあります。
HTTPS エージェントを OVO/UNIX 7 管理サーバーシステムにインストールしないでください。
OVO/UNIX 7 は、HTTPS エージェントと通信することができません。HTTPS エージェントのイ
ンストールを試行するとシステムにダメージを与える恐れがあります。
注記 OVO/UNIX を日本語環境にインストールする場合でも、ベースとなる Network Node Manager
と UNIX OS-SPI のインストールダイアログは英語です。
アップグレードデータのアップロード処理
アップグレードデータのアップロード処理が OVO/UNIX 7 から OVO/UNIX 8 で大幅に変更になりました。
OVO/UNIX 7 では、初期のデフォルトをロードしてから、次のコマンドでカスタムデータをアップロードしてい
ました。
opccfgupld -replace -subentity
OVO/UNIX 8 でのアップグレード手順は、次のコマンドを使用して、ダウンロードしておいたデータをアップ
ロードするようになりました。
opccfgupld -add -subentity
これにより、ある設定に関して、ダウンロードしておいた以前の設定で OVO/UNIX 8 のデフォルトが置き換わ
ることはなく、存在していなかったサブエンティティのみが追加されることを意味しています。
以下に示す設定が、OVO/UNIX 7 で変更されていても、 ダウンロードしたカスタムデータではなく OVO/UNIX 8
のデフォルトになります。
• アプリケーショングループのデータ ( ラベルと詳細 - 割当ては維持されます )
• 管理サーバーである管理対象ノード (HTTPS エージェントにする必要があるためです )
• メッセージグループ ( ラベルと詳細 )
• ノードデフォルト
• ノードグループのデータ ( ラベルと詳細のみ )