HP (Hewlett-Packard) 11.23 Frozen Dessert Maker User Manual


 
このバージョンの概要
OVO/UNIX 8.1 の新機能
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Java GUI Operational サービスビュー
Service Navigator では、ユーザーがサービス間の依存関係を定義できます。Service Navigator OVO/UNIX
の基礎となるメッセージを基にサービス階層を構築し、オペレータの作業範囲を割り当てます。これにより、現
在のサービスの状態を Java GUI で確認できます。
OVO/UNIX 8 より前は、Service Navigator (SN) の各サービスは同時には 1 つの状態のみ表示していました。ア
クティブ メッセージブラウザのすべてのメッセージが、サービスの状態を決めるのに使用されていました。
今回、サービスごとに複数の状態を表示できるようになり、各ユーザーに適した情報を表示できます。たとえば
下記のように使い分けることが可能です。
•IT 管理者は、業務サービスを含む管理対象環境の実際の運用状況を反映したサービスを表示したいと考える
でしょう。
Service Navigator Java GUI を使うオペレータは、他のオペレータによってすでに所有されたり、扱われ
ていない問題のみを表示したいと考えるでしょう。
OVO/UNIX 8 では、新しく、これまでとは異なるメッセージ群とルールを使用して計算される Operational
テータスが追加されました。計算には、現在オペレータにより所有されていないアクティブなメッセージのみを
使用します。したがって、同一のサービスが、異なるメッセージ群から計算された 2 つの異なるステータス (
要度も異なる可能性がある ) を同時に表示することがありえます。
下記の 2 つのステータス計算ビューに表示されるサービスを監視し、処理することができます。
Overall
アクティブ メッセージブラウザにある、すべてのメッセージに基づいたサービスステータスのビュー。
Overall ステータス計算ビューは、サービスのステータスを、それに関係するメッセージの所有関係とは関
係なく、同じ方法で表示します。下記の例では、該当サービスが赤色で表示されています。それをオブジェ
クト ペイン、サービスグラフ、サービスマップ、ショートカット バーで見ることができます。メッセージを
所有しても、そのメッセージを受諾しない限り、該当サービスの重要度は変化しません。
Operational
アクティブ メッセージブラウザにある、非所有のメッセージのみに基づいたサービスステータスのビュー
ステータス計算ビューが Operational に設定されているときに、メッセージを所有をすると、該当サービス
および依存関係にあるすべてのサービスの重要度は、そのメッセージが到着する以前の表示に戻ります。
サービスの Operational ビューの利点は、サービスに対応するメッセージを受諾すると、つまり問題が解決する
と、サービス階層がどのように見えるかを理解することができるということです。これは、21 ページの図 1-2
ように、サービスを両方のビューで監視している場合にとても便利です。