HP (Hewlett-Packard) 11.23 Frozen Dessert Maker User Manual


 
既知の問題と回避策
管理サーバーのアップグレード / 移行
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回避策
1. 症状 QXCR1000196910
MoM: OVO/UNIX サーバーとエージェントを OVO/UNIX 8 にアップグレードした後に、respmgrs ファ
イルをアップデートする必要がある
MoM 環境を OVO/UNIX 7 から OVO/UNIX 8 にアップグレードして、一部のエージェントを HTTPS エー
ジェントに変更した場合は、次のことを考慮する必要があります。つまり、OVO/UNIX 8 管理対象ノードは
OVO/UNIX 7 管理サーバーと通信できないので、エラーが発生することがあります。
対策
OVO/UNIX 7 サーバーと OVO/UNIX 8 サーバーが混在している環境では、次の 2 種類の allnodes ファイ
ルを配布する必要があります。
•OVO/UNIX 7 および OVO/UNIX 8 管理サーバーを含む allnodes ファイル。
•OVO/UNIX 8 管理サーバーだけを含む allnodes.bbc ファイル。
OVO/UNIX 7 管理サーバーは HTTPS エージェントからの HTTPS トラフィックを処理できないため、
HTTPS エージェントに配布する担当マネージャファイルに OVO/UNIX 7 管理サーバーが記述されていない
ことが非常に重要です。
また、次のような担当マネージャテンプレートに記述されているすべての管理サーバーに以下の条件があり
ます。
/etc/op/OV/share/conf/OpC/mgmt_sv/respmgrs/allnodes.bbc
a. 登録ノードに追加されている必要がある
b. HTTPS に対応している必要がある (OVO/UNIX 7 以前のバージョンであってはならない )
c. 登録ノードにコア ID が存在する必要がある
詳細は、HTTPS
エージェント
コンセプトと設定ガイド
』で allnodes.bbc という言葉を検索して調べて
ください。
2. 症状 QXCR1000200001
ovoremove は、アップグレードしたシステム上の一部のファイルセットを削除できない
OVO/UNIX 7.x から 8.x にアップグレードしたシステムで ovoremove を実行しても、いくつかのファイル
セットが残る場合があります。
対策
ovoremove -f コマンドを使って、インストールされているファイルセットを削除します。すでにこの問題
が発生していてコマンドを使用できない場合には、OVO CD1 から ovoremove -f を実行してください。
OVO/UNIX 7.10 システムのファイルセットが残っている場合は、以下のコマンドを実行して削除します。
swlist -l | grep -i -e ITO -e OVO
swremove <product1> <product2> ...
3. 症状
エージェントタイプが認識できないノードは、設定情報のアップロード時に無視される
設定データを OVO/UNIX 管理サーバーにアップロードするときに、管理サーバーにインストールされてい
ないエージェントプラットフォームタイプを持つ管理対象ノード、たとえば、DCE エージェントについて、
エラーが表示されます。