HP (Hewlett-Packard) 11.23 Frozen Dessert Maker User Manual


 
このバージョンの概要
変更された機能
1
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リモートアクションの許可
OVO 8 で、リモートアクションの実行許可が改善されました。リモートにある HTTPS ノードからの自動アク
ションは特に指定しなくても可能ですが、リモートにある DCE 管理対象ノードからの自動アクションは指定し
ないとできません。SPI の検出が動作するようにするには、DCE 管理対象ノードまたは SPI ノードグループ内
のすべてのノードが OVO 管理サーバーシステム上でアクションを実行できるよう、明示的に許可する必要があ
ります。
詳細は、HTTPS
エージェント
コンセプトと設定ガイド
』の「
リモートアクションの許可
」セクションを参照
してください。
HTTPS 管理対象ノードのポリシー
ポリシーは暗号化をやめ、署名を付けるようになりました。そのため、その内容は直接読むことができるように
なっています。また、同じ種類のテンプレートは、1 つのファイルにすべてをまとめるのではなく、同じディレ
クトリの下に異なるファイルとして保存されるようになりました。
ポリシーヘッダーは XML の形式で 1 つのファイル (UUID_header.xml) に、またポリシー本体は、それとは別
のファイル (UUID_data) に保存されます。ポリシーヘッダーには、基本としてポリシー本体の情報も含まれてい
ます。テンプレートの内容を OVO 7 のときと同じように表示したい場合は、何もしないで単に UUID_data を開
いてください。ポリシーが新しく保存されるようになったディレクトリは、次のとおりです。
nodeinfo テンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/configsettings/
ログファイルのテンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/le/
MoM のテンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/mgrconf/
モニターのテンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/monitor/
opcmsg のテンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/msgi/
SNMP トラップのテンプレート $OvDataDir/datafiles/policies/trapi/
サービスエンジンへのリモートアクセスは不可能
デフォルトでは、サービスエンジンへのリモートアクセスは無効になっています。
サービスエンジンへリモートアクセスができるようにするには、次のように構成情報を変更します。
1. /etc/services ファイルに次の行を追加します。
opcsvcterm 7278/tcp # Service engine remote access
2. /etc/inetd.conf ファイルに次の行を追加します。
opcsvcterm stream tcp nowait root /opt/OV/bin/OpC/opcsvcterm opcsvcterm
3. 次のようにして、inetd プロセスを再起動します。
inetd -c
ローカル管理表領域
OVO で使うデータベースは、以前のディクショナリ管理表領域ではなく、Oracle のローカル管理表領域を使っ
て作成されるようになりました。