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OVO/UNIX 8.1 の新機能
第 1 章
14
OVO/UNIX 8.1 の新機能
本項では、OVO/UNIX 8.1 から提供されるようになった新機能について説明します。
HTTPS エージェント
OVO 8 から、新しい HTTPS エージェント ソフトウェアが提供されるようになりました。このソフトウェアは、
OVO/UNIX 管理サーバーと管理対象ノードとの間で安全性の高い通信をサポートするためのものです。HTTPS
エージェントのプラットフォームと最新の HTTPS エージェント用パッチを 62 ページの表 3-1 「OVO Media
Kit に付属の OVO 8 HTTPS エージェントのバージョンと最新バージョン」に示します。
OVO HTTPS エージェントは、現代の新しいアーキテクチャに基づいて開発されており、HTTPS を使った通
信、制御、配布や、標準仕様に基づいたロギングモジュールおよびトレーシングモジュールなど、OpenView の
新しい基本コンポーネントがいくつか使用されています。詳細は、新たに追加された『HTTPS
エージェント
コ
ンセプトと設定ガイド
』を参照してください。
シングルポート通信
OVO/UNIX 8 により、HTTPS エージェントとの間で、安全性の高く、設定可能なシングルポート通信が可能に
なります。シングルポート通信は、外部アクセスを専用の HTTP プロキシに制限し、HTTP プロキシの多重化
処理によってポートの利用率を減らします。
Windows インストールサーバー
OVO HTTPS Windows エージェント用の Windows インストールサーバーをサポートします。
注記 インストールサーバー機能を使用するためには、エージェントはドメインの管理者として実行す
る必要があります。
domain admin は、SYSTEM アカウントでの実行ほど安全性は高くありません。
クラスタに対応した HTTPS エージェント
OVO HTTPS エージェントは、仮想ノードの概念と高可用性環境内で実行されるアプリケーションをサポートし
ます。詳細は、『HTTPS
エージェント
コンセプトと設定ガイド
』を参照してください。
HTTPS エージェントの DHCP サポート
OVO HTTPS エージェントは、DHCP から動的に IP アドレスが割り当てられる管理対象ノードでも使用できま
す。詳細は、『HTTPS
エージェント
コンセプトと設定ガイド
』を参照してください。
OVO/UNIX エージェントの SNMP トラップのインターセプト
現在使用可能な OVO/UNIX エージェントプラットフォームの大部分 (Linux の DCE および HTTS エージェント
プラットフォームを含む ) は、SNMP トラップのインターセプトをサポートします。
「非 root」で実行できる OVO/UNIX エージェント
HTTPS エージェントは、OVO 7.x DCE
1
エージェントと同じように、特権が与えられたユーザーの代行ユー
ザーによって実行することができます。