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HTTPS エージェントのリソース要件とパフォーマンス
OVO 7.x エージェントと OVO 8 エージェントに関連した管理サーバーコンポーネントの比較
第 5 章
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OVO 7.x エージェントと OVO 8 エージェントに関連した管理サーバーコンポー
ネントの比較
❏ メインメモリーの使用率
OVO/UNIX 8 管理サーバーには、OVO/UNIX 7.x 管理サーバーの場合に比べて約 2 ～ 3 倍のメインメモリー
が必要です。必要なメインメモリーの量が増加したのは、いくつかのプロセス (ovcd、ovbbccb、
opcbbcdist、opcmsgrb、opccsad、ovcs) が追加されたことと 、Oracle 9.2 が Oracle 8.1.7 に比べて多く
のメインメモリーを必要とするようになったことが主な原因です。
❏ オープンファイルのハンドル数、セマフォの数、共有メモリー
OVO/UNIX 7.x と OVO/UNIX 8 に共通なプロセスについては、大きな違いはありません。しかし、Oracle
9.2 が 8.1.7 に比べてたくさんのメインメモリーを必要とすることと、OVO/UNIX 8 に新しいプロセスがい
くつか追加されたことにより、OVO/UNIX 8 にはより多くのメインメモリーが必要です。
❏ プロセスの数
OVO/UNIX 8 管理サーバーには、HTTPS エージェントとの協調動作を円滑にするための新しいプロセスが
いくつか追加されています。具体的には、ovcd、ovbbccb、ovcs、opcbbcdist、opcmsgrb、opccsad がそ
の新しいプロセスに該当します。これ以外のプロセスはすべて、OVO/UNIX 7.x と 8 で共通です。
❏ CPU の使用率と全体のパフォーマンス
OVO/UNIX 8 では、HTTPS エージェントから受信したメッセージの処理と、HTTPS エージェントへ設定
データを配布する処理のために、CPU の使用率が OVO/UNIX 7.x に比べて少しだけ増えています。この増
加は、データ転送に SSL 暗号化を使うことが主な原因です。